JCOG患者市民参画

患者市民参画について

近年、欧米では、臨床研究の実施にあたって、研究の計画段階から患者・市民の意見を採り入れることで、研究の科学的・倫理的な価値を高め、研究の推進を図る試みである「患者市民参画」(Patient and public involvement:PPI)が進んでいます。

我が国においても、国や日本医療研究開発機構(AMED)、日本臨床腫瘍学会等の学会や国立がん研究センター等の医療機関においても取り組みが見られるようになってきました。

JCOGでは2018年に「患者参画小委員会」を立ち上げ、JCOG内の臓器別研究グループと患者会との意見交換会やがん対策情報センター患者市民パネル意見交換会への参加等、患者市民参画の試みを始めたところです。



臨床試験に関する事項について学んでいただくために

JCOGが実施している臨床試験を広く知っていただくことを念頭に、臨床試験に携わる医師とともに、JCOGの基本情報の説明や、臨床試験に関する事項について学んでもらうことを主旨として「JCOG患者・市民セミナー」を開催しています。

JCOGでは、JCOGが行う臨床研究をよりよい研究とし、より多くの患者さんに参加いただき、より多くの患者さんに貢献するエビデンスを創出していくため、こうした患者市民参画を継続的・恒常的に行う仕組みを作ることを考えています。

臨床試験の解説(レイサマリーLay Summary、プレスリリース)

レイサマリー(Lay summary)とは、試験に参加いただいた患者さんへ向けた、試験の結果を記載した文書です。

研究グループごとの活動

JCOGの研究グループでは、それぞれのグループで患者さんとの意見交換会を実施しています。